ベト株ニュース

市場概況

05/11:大型株の売り圧力でVNインデックス5日ぶり反落 FREE

[2026-05-11 19:57 JST更新]
  
  



 11日のベトナム株式市場は、大半の取引時間で上昇を維持したものの、終盤に強い売り圧力がかかり、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは反落した。大型不動産株を中心に売りが広がり、市場全体が下落する展開となったが、一部の銘柄には強い買いが入りストップ高を記録するなど、キャッシュフローの二極化が鮮明になった。

各指標の動向

 VNインデックスは前営業日比▲19.87ポイント(▲1.04%)下落し、1895.50ポイントで取引を終えた。HSXの売買代金は28兆0640億VND(約1670億円)だった。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは+1.57ポイント(+0.64%)上昇の248.06ポイントとなり、売買代金は1兆2810億VND(約76億円)となった。

セクター別および大型株の動向

 市場の重荷となったのはビングループ[VIC](▲1.33%)、ビンホームズ[VHM](▲1.83%)、ビンパール[VPL](▲2.73%)、ビンコムリテール[VRE](▲6.41%)などのビングループ関連銘柄だった。

 キンバックシティーグループ[KBC](▲3.27%)などの大型不動産株も大きく下落した。調整圧力は他のセクターにも波及し、ドゥックザン化学[DGC](▲6.90%)、FPTリテール[FRT](▲4.83%)、マサングループ[MSN](▲3.37%)、FPT情報通信[FPT](▲2.64%)なども軟調に推移した。

特定銘柄へのキャッシュフロー集中と今後の見通し

 全体相場が急落する中で、特定の銘柄には資金が流入した。グレックス・インフラ[GEL](+6.92%)、ゲレックス電気設備[GEE](+3.91%)などのグレックスグループ[GEX]関連株が上昇し、指数の下落幅縮小に貢献した。

 さらに、ビンソン製油石化[BSR]は+6.94%上昇してストップ高となり、売買高も2700万株を超える活況を見せた。ホーチミン市インフラ投資[CII]も+6.78%上昇のストップ高となり、売買高は4970万株に達した。

 市場の大部分が利益確定の圧力にさらされているが、業績期待や個別の好材料を持つ銘柄には引き続き強い需要が集まると見られる。海外投資家は両市場で約1兆VND(約60億円)の売り越しとなり、VHMやFPTを大きく売り越す一方で、BSRやGEEを買い越した。

 なお、DGCの株価が急落した背景には、同社がVN30指数から除外され、代わりにBSRが新規に採用されるという指標構成の変更が影響している。また、海外投資家は13営業日連続でHSXにおいて売り越しを記録しており、ブルーチップに対する売り圧力が継続して相場の重荷となっている。


市場概況

お得な情報満載!

無料メルマガ登録