
7日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが大型株の牽引により上昇し、史上初めて1900ポイントの大台を突破して取引を終えた。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは小幅な値下がりとなった。
インデックスと売買代金の動向
VNインデックスは前日比+17.81ポイント(+0.94%)上昇の1909.01で引けた。HSXの売買代金は30兆0433億VND(約1780億円)と前日から+26.1%増加した。市場の歴史的高値更新に伴う投資家の買い意欲の高まりが売買代金の増加に寄与した。HNXインデックスは前日比▲0.70ポイント(▲0.28%)下落の247.76となった。HNXの売買代金は1兆2066億VND(約72億円)だった。
大型株とセクター別の動き
市場全体では下落銘柄数が上昇銘柄数を上回ったものの、一部の大型株に資金が集中した。サコムバンク[STB]は1~3月の減益決算にもかかわらず+6.97%とストップ高した。LPバンク[LPB]も+3.64%上昇し、過去最高値に達した。
不動産セクターではビンホームズ[VHM]が+6.95%とストップ高して相場を牽引した一方で、ノバランド不動産投資グループ[NVL]は▲3.50%下落するなど銘柄間で明暗が分かれた。
また、株式配当による増資計画を発表したグレックスグループ[GEX]が+6.98%、ゲレックス電気設備[GEE]が+6.92%と揃ってストップ高となった。
対照的に、中東情勢の緊張緩和の兆しを受けて原油価格が下落した影響から、ペトロベトナムガス[GAS]が▲4.04%、ビンソン製油石化[BSR]が▲4.49%、ペトロベトナム運輸[PVT]が▲4.89%と、石油ガスセクターは軒並み売りに押された。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家はHSXで約3110億VND(約18億円)の売り越しとなった。FPT情報通信[FPT]を約3730億VND(約22億円)、アジアコマーシャル銀行[ACB]を約2970億VND(約17億円)売り越した半面、マサングループ[MSN]を約3760億VND(約22億円)買い越した。米国とイランが緊張緩和に向けた合意に近づいているとの報道が世界の投資家心理を改善させており、ベトナム市場においても良好な外部環境と個別企業の好材料を背景に、大型株を中心とした堅調な相場展開が継続することが期待される。
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