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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

短期投資家への罠(1) 完全無料ニュース

[2007/10/22 19:35 JST更新]

1)大口投資家の罠にかかりやすい

 証券市場では短期投資家の数が日々多くなっている。しかし、誰でも専門的なスイングトレーダーになれる条件を持っているではない。そのため群集心理やスイングが注目されるに従って、新しい投資家が罠にかかる危機性も非常に高くなっている。

 現在、投資家同士がある企業について分析したり、今後1~2年の展望を評価したりするという光景には余りお目にかからない。長期投資は間違っているという考えも少なくない。彼らは株を買って10~15%の利益に達したら売却する。後でより安い価格で購入するチャンスもあると考えているようだ。しかし、簡単にできることなのだろうか?と聞いてみると、なかなか返事が帰ってこない。

 多くの投資家は掲示板の情報、若しくは経験がより豊富な投資家のアドバイスによって売買している。市場には「雨が降る時に水を巻き散らかす」ように売買する心理が存在している。つまり、ある銘柄で需要が急増する時、なぜこの銘柄の株価が上昇するか理解していない人まで、ATOやATC(定時取引の成行注文)での買注文を続々と出すのである。こうして、多くの銘柄が連日ストップ高する。需要も非常に大きくなり、発行株式数を上回るケース(カントー農業技術資材・銘柄コード:TSC)も見られた。しかし、その銘柄の株価が反落する時には、以前の大きな需要は消えてなくなり、代わりに供給が急増することになる。こうした感触で行われるゲームでは、いつも最後にスイングする投資家が損失を引き受けることになる

 この心理を利用して、投機的な投資家や大口投資家は、ある銘柄に第1節若しくは第3節でストップ高の株価で大量の買注文をある口座から出し、その銘柄の株価をストップ高させ他の個人投資家を興奮させる。他の個人投資家はその状況を見てすぐにATO・ATC、若しくはストップ高の価格での買注文を第1、2、3節で出す。こうして大口投資家の罠にかかってしまうのだ。
 
 こうしておいてから、大口投資家はその銘柄を別の口座で売り始める。彼らのストップ高での買注文(指値注文・LO)よりも、個人投資家のATO・ATCでの買注文が優先されるため、通常取引は成立しない。もちろん彼らは自分の買注文をストップ高価格の買注文が最優先される第2節では取り消すことになる(現在第2節-連続取引では成行注文(MP)が採用されていないため、指値注文・LOが最優先となる)。

(2)に続く


  
  
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