ホーチミン市教科書印刷社[銘柄コード:SAP]の業績報告によると、2006年第4四半期の税引き後利益は7,347万6,385ドン(約55万円)の赤字となった。SAP社の赤字に対する説明は以下の通り。
同社では生産規模の拡大計画があり、ホーチミン市2区カットライ工業団地で工場を増設するプロジェクト実施のため、土地1万平米を、2053年1月17日まで80万ドルで賃借する、契約書に署名した。契約では支払いは3期に分けて行われ、第1期に契約金額の10%、第2期に40%、第3期は8年間の間に残額の支払うという内容であった。現在、第1・2期の支払い(64億3,231万ドン/4,880万円相当)を終え、2006年1月17日付けで土地の引渡しが完了、同社は工場の建設を開始していることから、2006年度の土地賃貸料は2億7,388万9,738 ドン(約207万円)とされ、第4四半期の経費として全額が計上された。これによって税引後利益が赤字となった。