10月5日の太平洋横断[銘柄コード:PAN]の終値は12万5,000ドン/株で9月5日の株価より98.5%上昇し、市場が活発になったこの1ヶ月でベトナム株式市場で一番急激な上昇を遂げた銘柄となった。
この2~3年活発となった不動産プロジェクトへのアプローチ戦略がきちんと準備されていたので、多くの契約を獲得しているという。ビル、商業施設、及び病院のクリーニングサービス契約を多く結んだ他、新タンソンニャット空港のクリーニング及びメンテナンスの一括契約も締結した。
2007年度1月~9月までのPANの利益はおよそ340億ドン(約2億5,000万円)であり、現在の資本金(320億ドン、約2億3,500万円)を上回っている。2006年比で78%増加し、前年同期比ではおよそ200%上昇している。
現在のPANのPERは9倍であり、活動分野のマーケットシェアは60%を占めており、年間成長率が50%であるため、今の株価は高いものではないとグエン・バン・カイ社長は考えている。
PAN社は700億ドン(約5億1,500万円)に増資する準備を行っており、増資後はホーチミン証取に鞍替えることを計画している。