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　この数週間、ハノイ証取に上場する銘柄の買い注文が朝一番から常に殺到している。騰落率10％という大幅な値幅制限が、投資家に短期的な取引から利益を上げる非常に良いチャンスを与えている。

　連続5営業日に亘ってストップ高が続く銘柄には企業の理由説明が要求されるという規定を適用すれば、ハノイ証券取引所に上場している銘柄の半分には理由説明が必要となる。10月18日頃に反落した銘柄も多くあったが、8～10営業日続伸している銘柄もあるのだ。

　ハノイ証取の値嵩株バオベト証券[銘柄コード：BVS]は、15営業日中に調整が入ったのは僅か2営業日だけだった。しかも、上昇幅は下げ幅とは比べ物にならない。最も激しく上昇したのは、10月16日。なんとその日の終値は、前営業日の終値より、5万3,400ドン／株上昇したのである。

　10月の初めには、9万6,600ドン／株であった太平洋横断株式会社 [銘柄コード：PAN]の株価は、今では既に22万300ドン／株(10月24日の平均株価)に上昇した。一方、第9.09ソンダ株式会社 [銘柄コード：S99]は、10月4日の24万700ドンから10月16日には41万7,700ドン(共に平均株価)に急騰した。

　ハノイ証取が短期的な取引の天国だと人気があるため、HASTCインデックスの上昇スピードが最近VNインデックスより速くなっている。HASTCインデックスは370ポイントを上回っている。ただし、現実的には短期での利益取得はリスクを伴う。”専門家”(口座を2個以上管理しているなど)でもない限り、回りの動きから慌てて買いに走るような取引はすべきではない、のだが。

＊関連ニュース：短期投資家への罠(1)
短期投資家への罠(2)