会員ログイン ID   パスワード

会員登録・延長手続 パスワード確認  IDとパスワードを記憶させる
ベトナム株情報 > ベト株ニュース > ハノイ証取 > SDY:2007年第3四半期業績変動の理由説明

ベト株ニュース - ハノイ証取

  
  

SDY:2007年第3四半期業績変動の理由説明 完全無料ニュース

[2007/11/15 10:01 JST更新]

 ソンダヤリ・セメント[銘柄コード:SDY]は、2007年第3四半期業績が悪化した理由を次の通り説明した。

2007年度第3四半期の業績

・利益:-1,299,255,605 VND

(詳細)
・工業生産活動の利益:- 39,378,398 VND
(内訳) 
 年間生産能力8万2,000トンの設備でセメント生産事業の利益:291,583,610 VND
 年間生産能力10万トンの新設備でセメント破砕事業の利益:-330,962,008 VND
・資材販売事業の利益:-1,259,877,207 VND

2007年度1月~9月までの期業績

・利益:-3,158,570,291 VND

(詳細)
・工業生産活動の利益:-284,170,916 VND
(内訳)
 年間生産能力8万2,000トンの設備でセメント生産事業の利益:689,063,166 VND
 年間生産能力10万トンの新設備でセメント破砕事業の利益:-973,234,082 VND
・資材販売事業の利益:-3,099,399,375 VND
・資産運用活動の利益:225,000,000 VND


1) 生産能力10万トンの新設備でセメント破砕事業の赤字

 この新設備は2006年12月に稼動した。しかし、原材料不足、雨季によるセメント消費の低下、また消費市場がまだ小さかったことなどから、稼働率が生産能力の4分の1に留まり、減価償却費、借入金利息などの費用もあって赤字となった。

2) 資材販売活動の赤字

 SDYはセサン水力発電事業へ資材(セメント、砂)を供給することをソンダ総公社に委任された。現在、セサン水力発電事業の投資主(ベトナム電力総公社-EVN)は事業の予算を作成している。その予算によると、砂の単価は238,122ドン/立米であったが、予算出来るまでSDYは当事業へ152,000ドン/立米の単価で砂を供給し後で清算することになっている。

 2007年度1月~9月までにSDYは、91,153.5立米の砂を供給した。しかし、実際には砂1立米の原価(管理費、金利などを含まない)は186,750ドンである。従って、砂供給活動の利益は一時的に-1,259,877,207 VNDとなっている。

 予測では、投資主はSDYへ7,850,321,727 VND(=91,153.5立米*(238,122ドンー152,000ドン))を追加で支払うことになる。こうして支払われる差額によって、2007年度1月~9月までの赤字は解消され、第4四半期の利益は40億ドンとなると考えられる。


  
  
印刷用ページ