
23日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが続伸して取引を終えた。ビングループ[VIC]関連株や銀行株への大きな資金流入が相場を牽引し、指数を大きく押し上げた。一方で、市場全体では下落銘柄数が上昇銘柄数を上回っており、資金の二極化が浮き彫りとなった。
インデックスと売買代金の動向
VNインデックスは続伸し、前日比+11.13ポイント(+0.60%)上昇の1869.04ポイントで引けた。HSXの売買代金は30兆9890億VND(約1900億円)と大幅に増加した。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは反発し、同+5.32ポイント(+1.66%)上昇の326.38ポイントで取引を終えた。HNXの売買代金は1兆1326億VND(約69億円)だった。全体の売買代金が増加した背景には、市場の関心が特定の大型株に集中し、大規模な資金が流入したことが挙げられる。
セクター別動向と大型株の動き
HSXでは不動産セクター(+2.28%)と銀行セクター(+1.12%)が相場を牽引した。特にVICが+4.19%、ビンホームズ[VHM]が+0.39%上昇し、指数の上昇に大きく貢献した。銀行株では、VICによる株式取得のニュースが好感されたLPバンク[LPB]が+7.0%のストップ高となったほか、VPバンク[VPB]が+2.12%上昇するなど堅調だった。
一方で証券セクターは▲1.55%と軟調な動きとなり、エネルギーセクターも▲3.90%と大きく下落しマイナス圏に沈んだ。海外投資家は市場全体で1兆4190億VND(約87億円)の買い越しに転じ、特にVICに対して約2兆7713億VND(約170億円)の大規模な買い越しを行った。半面、ホアファットグループ[HPG]やテクコムバンク[TCB]などは売り越しとなった。
今後の見通しと関連情報
VNインデックスは力強い上昇を見せており、今後は1900ポイントの心理的抵抗線を試す展開が予想されている。ただし、足元の流動性は大型株に集中しており、相場全体への広がりを欠いているため、投資家には慎重な銘柄選別が推奨されている。
前日の22日にも、VNインデックスはハノイ市での大規模なインフラ着工などの好材料を受けてVIC関連銘柄が高騰し、+33.38ポイント(+1.83%)の大幅な続伸を記録していた。連日にわたる大型株主導の上昇が、今後の市場全体の底上げにつながるかが注目される。


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