ベトナムで最も歴史のある元国営4大銀行のベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)は、金融機関の温室効果ガス排出量の測定および開示の標準化を推進する国際イニシアチブである「金融向け炭素会計パートナーシップ(Partnership for Carbon Accounting Financials=PCAF)」に5月14日付けで加盟した。
ベトナムの銀行による同組織への加盟は初めてとなる。
米国のシンクタンクである世界資源研究所(WRI)の報告によると、銀行に関連する温室効果ガス排出量のほぼすべてを、銀行自身の直接的な事業活動ではなく、投融資活動に伴う間接排出が占めている。
BIDはPCAFへの加盟を通じて、国際的に統一された排出量の測定・開示基準や各国の排出係数データベースを活用できるようになり、投融資ポートフォリオ全体に伴う間接排出量の把握とデータ品質の向上を目指す。
2015年に発足したPCAFには、現在、世界中の750以上の金融機関が名を連ねている。BIDは今後、PCAFのノウハウやオンライン研修プラットフォーム「PCAFアカデミー(PCAF Academy)」などを活用して独自の排出量測定システムを整備し、自社の事業戦略に基づく具体的な排出量削減ロードマップを策定する方針だ。
また、グリーンファイナンスやトランジション・ファイナンス(移行金融)などの提供を強化して顧客の持続可能な成長モデルへの転換を支援し、ベトナムが掲げる排出量実質ゼロ(ネットゼロ)目標の実現に寄与していく。


?1784580466)

印刷用ページ


