建設省傘下ベトナム航空局(CAAV)が発表した2026年上半期(1~6月)の航空輸送実績によると、中東地域の紛争に伴う航空燃料(Jet A-1)の価格高騰という逆風の中にあっても、ベトナム国内の航空市場は旅客と貨物の輸送実績ともに前年同期比で高い伸びを示した。
同期における市場全体の輸送実績は、旅客輸送量が前年同期比+9.8%増の4549万人、貨物輸送量が同+16.4%増の81万3200tに達した。
燃料価格の高騰の影響を抑えるため、同局は航空会社の運航計画の調整を柔軟に支援するとともに、一部の手数料・料金の免除などの対策を迅速に提案した。これにより、安定的かつ円滑な輸送体制が維持された。
運航体制の拡充と高い安全性
運航体制の拡充も進んでいる。2026年6月末時点で国内航空会社が定期便の運航に使用する機材数は、前年同期比+21機増の225機となった。
2026年夏季スケジュールにおける国際線は、国内航空会社4社と海外航空会社77社が乗り入れ、往復便数は2025年夏季と比べて約+10%増の週3089便に拡大した。国内線も2025年夏季比+1816便増の週6094便となっている。
航空安全も高い水準を維持しており、航空事故や重大インシデントは発生せず、事故・インシデントの総合指標は前年同期比▲1.3%低下した。


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