
30日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが続落した一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは反発した。前場は寄り付き後に買いが先行しもみ合い展開となったが、後場に入り原油価格の下落を背景に石油・ガス株や大型不動産株への売り圧力が強まり、VNインデックスは一時1760ポイント付近まで下落した。海外投資家は全市場で売り越しを継続した。
VN指数続落、1760ポイント台で下値模索
VNインデックスは、前日比▲9.11ポイント(▲0.51%)安の1768.62ポイントと2営業日連続で続落した。HSXの売買代金は15兆2305億1700万VND(約920億円)と前日から約23%増加した。
一方、HNXインデックスは前日比+1.73ポイント(+0.64%)高の271.64ポイントと反発した。HNXの売買代金は6046億8700万VND(約36億4000万円)だった。
原油安でエネルギー株下落、不動産株も重石
HSXでは、世界的な原油安を受けてエネルギー株が売られ、ペトロベトナムガス[GAS]が▲3.42%安、ペトロベトナム製油石化[BSR]が▲3.38%安、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が▲3.43%安と下落した。
不動産株も軟調で、ビンホームズ[VHM]が▲1.86%安、ビングループ[VIC]が▲0.91%安となり、2銘柄で指数を約5.5ポイント押し下げた。また、業績懸念からフーニュアン・ジュエリー[PNJ]が▲6.99%安と3日連続ストップ安となった。
一方、金融株が下支えとなり、VPバンク[VPB]が+1.96%高、LPバンク[LPB]が+1.15%高となった。産業株ではゲレックス電気設備[GEE]が+5.14%高と上昇した。
海外勢は売り越し継続、反発材料と警戒要因が交錯
海外投資家は、HSXで約888億2600万VND(約5.4億円)を売り越した。個別ではビンホームズ[VHM]を約329億2900万VND(約2億円)売り越した一方、HDバンク[HDB]を約36億5000万VND(約2200万円)買い越した。HNXでも海外投資家は約11億8500万VND(約710万円)を売り越し、ベトナム工業団地都市開発[IDC]などを売却した。
技術的には、200日移動平均線(MA200)が位置する1760ポイント付近で下値支持力が確認されており、反発が期待される。一方、同水準を割り込んだ場合は1715~1750ポイントまで調整する可能性もある。
足元では海外投資家の売り越しや10~12月に控える約81兆6000億VND(約4900億円)規模の社債償還リスクが意識されている。一方で、FTSE格上げに伴う中長期的な海外パッシブ資金の流入期待が下値を支える材料となっている。


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