財政省傘下統計局(NSO)によると、2026年1~9月期のベトナムの対外投資総額(新規認可額と追加認可額の合計)は、前年同期の3.3倍の27億7000万USD(約4376億円)に達した。
このうち、新規認可件数は121件で、新規認可額は同+80.9%増の12億8000万USD(約2022億円)となった。また、追加認可案件数は32件で、追加認可額は同10.8倍の14億9000万USD(約2354億円)へと大幅に増加した。新規投資だけでなく、既存プロジェクトの規模拡大の動きが強まっている。
運輸・倉庫が首位、電力や農林水産が続く
分野別では、運輸・倉庫が6億0240万USD(約950億円)で全体の21.7%を占め、最多となった。
次いで、電力・ガス・水道・空調の生産・供給が5億8580万USD(約930億円)で同21.1%、農林水産業が5億1660万USD(約820億円)で同18.6%、製造・加工業が3億2010万USD(約505億円)で同11.5%を占めた。
投資先はラオスが首位、ASEAN主要4か国で6割超
投資先は計36か国・地域に上り、ラオスが6億6900万USD(約1060億円)で全体の24.1%を占め、トップに立った。続いて、カンボジア、インド、インドネシア、フィリピンなどの順だった。東南アジア諸国連合(ASEAN)の主要4か国向けは約16億9000万USD(約2670億円)と全体の60%超を占めた。
ベトナム企業の海外進出は、ASEAN諸国を中心としつつ、カザフスタン(1億4990万USD=約237億円)や米国(9948万USD=約157億円)など、新市場にも拡大している。追加投資額の急増は、企業が現地で生産や物流などの供給網構築を本格化させている状況を示している。


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