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　アンザン省水産輸出入株式会社（アジフィッシュ、AGIFISH）［銘柄コード：AGF］が280万株の新株発行を伴う増資を実施する。同社のゴー・フック・ハウ社長によると、年内に新しい水産品加工工場と冷蔵用倉庫を立ち上げ、魚の養殖にも積極投資する。加工工場は日産30～50トンの加工処理能力を持ち、倉庫の収容能力は3,000トンとなる見通し。

　1,500億ドン（約11億1,000万円）増資後の運転資本は、現在から倍増の3,000億ドンになる。新しい工場と倉庫だけでも680万ドルかかるが、これは先週開催された年次株主総会で決議済み。今回の増資はIPO後では初めてのものであり、同社は新株280万株のうち200万株を国内外の投資ファンドに売り込む意向である。一方、既存株主には保有5株につき新株1株が割り当てられる。
　ハウ社長は、「国内外市場でブランド認知が向上しているため、生産能力を拡大することにした。消費量も増加し、昨年の海外出荷量は14,000トンに達している。」と話している。

　同社は昨年9月、複数企業加盟の養殖企業連合を旗揚げし、年間5万トンの供給能力を確保している。これがあるからこそ、拡大戦略を積極化させることができる、とハウ社長は説明している。