ロンアン食品加工輸出入株式会社(ラフォーコ、LAFOOCO)[銘柄コード:LAF]はこのところ、多くの課題に直面しており、LAF株の18日の終値は1万8,000ドンまで落ち込んだ。
税務総局はこのほど、カシューナッツ加工企業に対し、製品への付加価値税(VAT)率を現行の5%から10%に引き上げると通達した。ラフォーコ社も輸出用カシューナッツの加工を行っており、税率引き上げの影響を受ける。
また、アメリカの輸入業者は最近開かれたセミナーの席で、ベトナムのカシューナッツの品質が一定していないと指摘し、改善するよう要求した。実際、一部の輸入業者は輸入先をインドに変更している。ラフォーコ社の輸出市場はアメリカが35.8%(2005年)を占めているため、品質改善は同社にとって緊急課題となっている。
さらに同社が今月初旬に実施した新株発行の失敗は、状況の悪化に追い討ちをかける形になっている。100万株の公募に対し落札されたのはわずか8,600株で、約1億6,900万ドン(約120万円)の調達の見通ししか立っていない。