マレーシア系企業として上場第1号となったインターフード(国際食品)株式会社[銘柄コード:IFS]のパン・ティー・チアン社長がVietnam Investment Reviewの取材に応じた。その要旨は次の通り。
・ベトナムの飲料・食品市場は今後、劇的な成長を遂げるのは間違いなく、先進国のようにライバル企業(TribecoやKinh Do)間の業界再編は予想していない。
・新製品の投入により、会社側は今後3年間の売上高伸び率を20~40%と予想。
・成長拡大を目指すにあたり、同社は新株発行など外部資金に頼らず内部資金を活用するという企業方針がある。それにより株主資本が強化され、1株当たり純有形資産の増大につながると会社側は確信している。買収・合併や巨額投資案件でもない限り、公募増資を実施する予定はない。
・(株主還元として8%の配当は低いのではないかという質問に対し)1株当たり純有形資産が増大すれば、株価は理論的におのずと上昇するはずだ。だからといって、配当を絶対に引き上げないわけではない。配当に関しては今後に期待していただきたい。