会員ログイン ID   パスワード

会員登録・延長手続 パスワード確認  IDとパスワードを記憶させる
ベトナム株情報 > ベト株ニュース > ホーチミン証取 > 電気建設から不動産へ参入

ベト株ニュース - ホーチミン証取

  
  

電気建設から不動産へ参入 完全無料ニュース

[2007/08/14 21:27 JST更新]

 ベトナム電気建設総公社(銘柄コード:VNE)は、ホーチミン証券取引所へ8月9日に上場した(上場株式数:3,172万1,080株)。

 多くの投資家はVNEの水力発電所3所が2010年に利益を生み出すが、不動産事業の利益がより大きく、資本回収期間がより早いとコメントしている。現在、VNEはベトナムの電線・変電室設置分野の上位会社の一社と評価されている。
電気建設業については、2006年~2010年までの段階の事業量が大きすぎるにもかかわらず、施工能力を満たす専門企業は少数しかないというのが現状である。現在VNEと他の専門企業18社は、電気建設市場の35~40%のシェアを占めている。現在、VNEが投資主として展開している大型事業6件は下記の通り。

1) ダックプリング水力発電所、発電力6.3MW、2008年末より稼動予定
2) Chalval水力発電所、発電力4.5MW、2008年末より稼動予定
3) ソンブン3水力発電所、発電力15MW、2009年末より稼動予定
4) ダナングリーンプラザホテル、面積2,760平米、2007年11月に完了予定
5) ダナン市のホアミンに置く総合商業・スーパーマーケット・リースオフィス・アパートセンター、面積1.54ヘクタール、2008年に完了予定
6) ダナン市のホアカイン・リェンチェウに置く住宅区、面積2.4ヘクタール、2009年に完了予定

主なリスク

 電気建設業は安定性が低く、施工期間が投資主の資材供給や用地収容の進捗状況に依存することが多い。電気建設は苦労を伴う仕事であり、また高い位置で作業するので災害も発生しやすい。更に、WTO加盟の取り決めに従って市場を開放することは、現在活動している電気建設企業を非常に激しい競争にさらすことになる。財務能力が高く管理体制が近代的な外資企業は、国内企業にとって手強い競争相手になっていくだろう。
 一方、鉄、亜鉛と燃料は、鋼鉄柱製造や電気建設工事の費用の中で高い割合を占めるものである。従って、鉄、ガソリンやオイルの価格の変動は、VNEの売上高や利益へ直接的な影響を与える。
 通常基本建設工事の決算・資本回収は遅れるので、企業経営にも影響を及ぼす。
 電気建設工事の競売の時に原価より低い価格で入札する企業もあるので、不公平な競争を発生させる。
 その他、最近出来たばかりの電気建設企業の中には、規模が小さくても(資本金が100億ドン以下) 35KV以上の電気建設工事のかなり大きなシェアを占めている企業もある。


  
  
印刷用ページ