ホアファット(銘柄コード:HPG)は2007年1月から、親会社と子会社6社でグループの形態に変更し活動している。現在では子会社が8社、合弁会社が3社となり、建設用の鋼管、インテリア製品、冷蔵電気製品、工業団地・都市区の投資・開発などの分野で主要事業を展開している。この内、国内のマーケットシェアが最も高い分野は、オフィスインテリアと鋼管製造である。
HPGは2007年の税引後利益は5,500億ドン(約37億9,300万円)と予想されている。一方、10月までの利益は4,750億ドン(約32億7,600万円)を達成した。今後5年間、売上高と利益の年間成長率20%~25%を維持し、配当は少なくても年間20%としている。2010年には、売上高が10兆ドン(約689億6,600万円)、税引後利益は1兆ドン(約68億9,700万円)、更に2012年までには売上高10億ドル(約1,220億円)という目標を掲げている。この計画を達成するために、次のような事業展開を描いている。
鉄鋼が大きな利益を達成
HPGは年間生産高18万トンの粗鋼生産工場を建設し、グループ内での鋼管製造需要の80%を賄っている。その他、ホアファット鉄鋼製造地区へ投資を行い、大規模の工事用の大きいサイズの鉄鋼を製造を予定している。年間生産高を35万トンと計画している。ホアファット鉄鋼は全国の市場で一番有名なブランドの1つである。キンモン鋼板株式会社(年間生産高35万トン)も最近設立された会社である。鉄鋼は毎年、売上高約7兆ドン(約482億7,600万円)をグループにもたらしている。
一方で、ホアファット鉱産株式会社、ホアファットSSG鉱産を設立。HPGグループへの製造原料を供給するため、ベトナム、ラオス及びカンボジアでの鉱産開を展開する。
オフィスインテリアのマーケットシェアはNo.1
オフィスインテリアの分野では、HPGは40%のマーケットシェアがある。全国に販売代理店を500所以上持ち、ベトナムで最も強い企業である。HPGグループの利益のうち、12%~14%を占めている。学校、一般家庭のインテリアについても販売を拡大していく予定である。
セメント生産工場、第1段階売上高は7,200億ドン
HPGはホアファットセメント株式会社に50%出資している。第1段階の年間生産高は100万トンであるが、ベトナム建設業が発展を続けることもあり、第2段階では年間生産高を300万トンとする予定である。建設着工は2007年8月、工期は30ヶ月、第1段階の投資総額は1兆2,000億ドン(約83億3,300万円)である。第1段階完成後、年間売上高は7,200億ドン(約50億円)となる予定である。
不動産建設投資販売は拡張
工業団地及び都市地区の建設及び開発を行うのが、HPGの子会社であるホアファット都市開発建設株式会社である。フォーノイアー工業団地の他、フンイエン省人民委員会は同社が300ヘクタールのフォーノイアー都市地区への投資建設を行うことを承認した。その他、HPGもフンイエン省には200ヘクタールのホアマック-ハナム工業団地の投資案件を抱えている。
電気製品の市場占有率を拡張する
HPGの重要な電気製品は、Funikiブランドのエアコン、冷蔵庫、洗濯機、電気湯沸かし器などとして販売されている。2006年でのエアコン、冷蔵庫、電気湯沸かし器での国内市場占有率は、それぞれ10%、4%、12%となっている。国内部品使用率が高いホアファットの冷蔵電気製品の販売価格は市場競争力が高い。今後5年間で、年間売上高1兆ドン(約69億4,400万円)を達成する計画である。
建機及び鉱山開発用機械の生産
HPGは建機及び鉱山開発用機械を製造する最初の企業といわれている。輸入製品よりHPGの機械価格は低額である。その他、ホアファット部品設備会社は三笠、Airmain(北陸工業)などの有名ブランドの独占販売代理店である。


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