国家中央銀行の信用情報センター(Trung tam thong tin tin dung - CIC)は、ホーチミン証券取引所に上場している企業の格付け結果を発表したが、FPT[銘柄コード:FPT]をAAAのトップ10の1社と格付けした。
VNEconomyではFPTの副会長兼副社長であるブイ・クアン・ゴック氏へのインタビューを下記の通り行った。
質問) 格付けはベトナムの金融市場に対してどんな意味を持っていると思いますか?
ゴック氏) 一般の投資理解に限界があり、企業のリスクや情報を提供するチャンネルも十分であるとはいえない中で、投資家に対しての情報提供や格付けを発表する機関が現れたことは、歓迎されるべきことでしょう。
質問) FPTはAAAのトップ10の1社であると格付けされましたが、2007年度の経営状況についてお話しください。
ゴック氏) 2007年第3四半期までの売上高は5億6,600万ドル、税引き前利益は4,100万ドルで、年間計画は83%達成しました。前年同月比でみると、売上高と税引き前利益はそれぞれ20.6%・91%増加しています。年間利益は計画の115%となる見込みです。
2007年の活動では、Microsoft製品のベトナムにおける第1次取り次ぎ社となったことや、日本のSBIホールディングスと1億ドルの投資ファンドの設立したこと、などが重要だったと言えるでしょう。また、10を超えるプロジェクトの契約を行い、営業認可も更に3つ取得しました。
今後は携帯電話やPDA、Ipod、Wifiなどのハイテク製品の利用者を増やすことを目的として、大きな利益を求めて新戦略を採用していこうと考えています。キーワードはe-citizenです。インターネット世代に、いつでもどこでも繋がるという最新のサービスを展開していきたいと考えています。