上場して1年が経過したが、サイゴン証券[銘柄コード:SSI]は顕著な成長を遂げてきた。5,000億ドンの資本金を8,000億ドンに増資し、税引き後利益の伸び率はおよそ300%(2006年度税引後利益:2,430億ドン、2007年度税引後予測利益:9,000億ドン)、株価にもそれが反映され、上場初日の2006年12月15日の16万5,000ドンから25万9,000ドンとなっている。SSIの株主はおよそ1万2,000人、株主資本はおよそ4兆3,000億ドン(約304万9,650万円)である。
時価総額ではSSIはベトナム最大の証券会社であり、東南アジア最大の証券会社10社のうちの1社である。2008年にはシンガポール株式市場に上場することを計画している。会長兼社長であるグエン・ズイ・フン氏は、SSIの目標はブローカー業務、資産運用、投資銀行という3つの業務を強化発展させて、アジア金融企業トップ100の1社になることだ、と語った。