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エクシムバンク、サコムバンクの経営支配権獲得は困難 完全無料ニュース

[2012/02/21 18:46 JST更新]

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エクシムバンク[EIB]が率いる株主グループとサコムバンク[STB]のダン・バン・タイン会長の関係者がSTBの経営支配権を握るための争奪戦を繰り広げており、市場関係者の注目を集めているが、新たな展開に突入した。21日付カフェエフが報じた。

EIBは、STB株式の9.73%を保有しており、なおかつ議決権付株式の合計51%以上を保有する株主グループの代表を務めている。これを受けてEIB は20日、「議権付株式の50%~60%を保有している株主グループから取締役会に代表者5名を派遣出来る」と定める現行企業法に基づき、取締役会の改選を求める議案文書をSTBの会長に送付した。

また、同文書でEIBは、株主総会が行われるまでの準備期間中に、STBの保有している金庫株(自社株)を含む資産の大規模な売却を禁止するよう要求している。

要求理由に関してEIBの取締役は、「STBの経営者は、STBがこれまで購入した金庫株(自社株)をはじめとする資産をSTB会長関係者に売却するための準備を進めており、株主に対し、議決権をSTB会長グループに委任してもらうよう呼びかけている。これを受けて、STB幹部が外部株主の権利を侵害する決定を下させないよう同文書を提出した」と説明している。

これに対してSTBのタイン会長は、「我々は常に法律に基づき行動している。資産売却を行う場合、資産売却委員会の承諾を得てから実施しなければならず、勝手に売却を行うことはできないため、外部株主の権利を侵害しているという訴えは当たっていない」と憤慨している。

さらに、「相手側は議決権付株式の合計51%以上を保有していると主張しているが、証券保管センター(VSD)の最終的な株主名簿はまだ出ておらず、それまでに株主構成が大きく変化しないとも限らない。また、当行の株主数は7万人以上に上っており、全てを把握するのは困難を極めるため、毎年株主総会時には、議決権を我々に委任してもらうよう活動を行っている。これは毎年恒例の活動に過ぎない」とコメントしている。


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