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キドグループ、製菓市場に5年ぶり再参入 中秋節の月餅を発表 完全無料ニュース

[2020/08/24 07:56 JST更新]


(C) cafef 写真の拡大

 食用油メーカー大手で、アイスクリーム生産にも強みを持つ食品会社キドグループ[KDC](Kido Group)は、今年の中秋節(旧暦8月15日、2020年は新暦10月1日)の時期から5年ぶりに製菓市場に再参入する。

 第1弾として、今年の中秋節の時期に「キングダム(Kingdom)」ブランドの月餅400万個を売り出し、2000億VND(約9億3000万円)の売上高を見込む。

 KDCは華僑系の製菓メーカーで、ベトナムで最も知名度の高い菓子ブランドの1つだったが、2015年に製菓事業子会社ビンズオン・キンド食品(BKD)の株式80%を、2016年8月に残る20%をモンデリーズ・インターナショナル(Mondelez International)に譲渡した。その後、アイスクリームと食用油の2事業に注力し、アイスクリーム市場でシェアトップ、食用油市場ではシェア2位を誇る。

 譲渡契約では、KDCが2015年から5年間は製菓部門に再参入してはならないと規定されていたが、2020年7月に同条項の適用期間が終了した。

 KDCのチャン・レ・グエン社長は、「製菓事業で協力していた過去のパートナーや取引先が当社の復帰を歓迎しているため、再参入に踏み切った」とコメントした。


  
  
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