ホーチミン市を本拠地とする大手民間銀行サコムバンク[STB](Sacombank)はこのほど、銀行ソフトウェアシステムを提供するスイスのテメノス(Temenos)と地場情報通信技術(ICT)企業HiPTグループ(HiPT Group)の共同企業体(JV)との間で、デジタルプラットフォームの構築に関する協力契約を締結した。
これにより、テメノスとHiPTグループは、STBのオムニチャネルプラットフォーム(OMNI Channel Platform)の開設を支援する。デジタル化の加速に加えて、サービスの品質や顧客体験の向上にもつながると期待されている。
テメノスは世界の銀行や金融機関に対してバンキング業務に関するソフトウェアソリューションを提供しており、世界40か国以上に拠点を構え、150か国以上に顧客を有している。同社はバンキングソフトウェアの売上で世界トップに立っている。
一方、STBは2021年にデジタルトランスフォーメーション(DX)センターを設立して以来、一連の重要なプロジェクトを展開し、デジタル化の推進という強い決意を示している。