ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、同社グループの日本法人であるFPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)を通じて、スマートホールディングス株式会社(東京都港区)の子会社に出資し、合弁会社「FPTスマートテクノロジーズジャパン株式会社(FST-Japan)」を愛知県名古屋市に設立した。
FST-Japanは、スマートホールディングスが100%出資する形で2月に設立された。その後、6月末にFPTジャパンホールディングスが出資し、合弁会社として新たなスタートを切った。
FST-Japanは、製造業(主に自動車業界)におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)サービスを提供する。資本金は3000万円で、出資比率はスマートホールディングスが51.0%、FPTジャパンホールディングスが49.0%となる。
今回の合弁会社の設立は、FPTソフトウェア(FPT Software、ハノイ市)とスマートホールディングスが2021年1月に南中部地方ダナン市に設立した合弁会社「FPTスマートテクノロジーズ(FPT SMART TECHNOLOGIES=FST-V)」の事業をさらに進化させ、日本市場のニーズに即応できる体制を構築することを目的としている。
両社が連携することで、多様な製造業の顧客に向けたDXの実現を目指すとともに、合弁会社の設立を通じて、次世代のDXを推進していく。