2026年8月発表の資料によると、不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)のエコシステム全体の人員は約23万人となっている。一方、創業33周年(前身のウクライナのテクノコム(Technocom)は1993年設立)に際してVICが明らかにした情報では、エコシステム全体のグローバル人員は40万人を超える。
約23万人は2026年8月の資料で集計対象としたエコシステム内の人員数、40万人超は世界全体の人員規模として示された数字で、両者は集計範囲が異なる。ただし、具体的な集計対象の違いについては明らかにされていない。
VICおよび傘下企業の従業員数は2023年末の約5万4000人から2024年末に約6万7000人、2025年末には約10万4000人へと急増した。
VICは、ラオス、インドネシア、フィリピン、インドなど10か国以上で事業を展開している。
人員増をけん引するのは、建設・インフラ開発会社であるビンコンズ(VinCons)だ。ハノイ市や東北部地方クアンニン省、南中部地方ダナン市、ホーチミン市などの大型都市区・インフラ開発に向けて人員の採用を進め、2026年7月にビンコンズの総人員は10万人を超えた。
また、VIC傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「グリーンSM(Green SM)」を展開するグリーンSM(Green SM)も国内外で急成長し、グローバル人員の増加につながっている。
グリーンSMはラオスやインド、インドネシアなどに進出している。信用格付会社であるサイゴン・レーティングス(Saigon Ratings)によると、グリーンSMはサービス開始から3年弱となる2025年10~12月時点で、ベトナムのオンライン配車タクシー市場の約51.5%のシェアを占めていた。
なお、VICの2025年の売上高は約127億USD(約2兆0200億円)となり、2026年6月末時点の総資産は497億USD(約7兆9000億円)に達した。


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