ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は5日、ドイツのエネルギー分野に特化したITコンサルティング企業「デイビッド・ラム・コンサルティング(David Lamm Consulting)」の買収を完了したと発表した。
FPTによると、今回の買収は同社の欧州市場における売上高の約50%を占めるエネルギー分野向けに、デジタルソリューションおよびサービスの提供能力を強化する戦略の一環とされている。
デイビッド・ラム・コンサルティングは、ユーザーインターフェース(UI)およびユーザーエクスペリエンス(UX)設計、フルスタック開発、企業向け業務管理ソフト(SAP)とのシステム統合、顧客情報管理システムに強みを持つ。
今回の買収を通じて、FPTはドイツおよび欧州市場におけるエネルギー分野向けソリューションの競争力を高めたい考えだ。