
8月20日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが前日比+7.55ポイント(+0.44%)高の1,734.24ポイントと反発した。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは前日比▲1.43ポイント(▲0.51%)安の278.55ポイントと続落し、まちまちの展開となった。材料不足から様子見姿勢を強める投資家が多く、両市場合計の売買代金が約14兆3000億VND(約860億円)に留まるなど、市場は薄商いに終始した。
主力大型株が市場を牽引
大型株が相場を牽引した。特に、ビングループ[VIC]が+1.00%上昇して指数を押し上げたほか、ビンホームズ[VHM]が+0.58%高、ビンコムリテール[VRE]が+0.21%高とビングループ系が堅調に推移した。また、消費財大手のマサングループ[MSN]が+2.56%高、安値圏から急反発したフーニュアン・ジュエリー[PNJ]が+4.48%高、さらに軍隊銀行[MBB]が+1.75%高と好調だった。
半面、不動産のベカメックスグループ[BCM]が▲1.93%安、カンディエン不動産[KDH]が▲1.44%安と軟調だった。インフラ・運輸関連も弱く、ジェマディプト港湾海運[GMD]が▲2.04%安、ベトテル郵便[VTP]が▲2.82%安となった。
低調な売買代金と海外投資家の売り越し
HSXの売買代金は13兆4720億VND(約810億円)と前日から約▲10%減少した。FTSE Russellの指数発表を控え、手控え姿勢が強まったことが背景にある。
海外投資家は6営業日連続の売り越しを記録し、HSXでの売り越し額は6170億VND(約37億円)となった。個別では、ビングループ[VIC]を890億VND(約5億4000万円)、VPバンク[VPB]を870億VND(約5億2000万円)売り越した一方、マサングループ[MSN]を560億VND(約3億4000万円)買い越した。
前日の反落を経て一進一退の展開へ
前営業日の19日は、銀行・証券などの金融株や不動産株の売りを受けて、VNインデックスが▲5.33ポイント安、HNXインデックスが▲2.34ポイント安と両指数ともに反落していた。市場では主力株への押し目買いが入るものの、薄商いと海外投資家の売り越しが上値を抑えている。国内外の金利動向をにらみつつ、売買代金の回復が待たれる。


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