不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)と、同社製EV・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「グリーンSM(Green SM)」を展開するグリーンSM(Green SM)は12日、最高経営陣の刷新を発表した。
ビンファストでは、ファム・ニャット・ブオン最高経営責任者(CEO、VIC会長)に代わり、同氏の長男で現在同社のグローバル会長(Global Chairman)を務めるファム・ニャット・クアン・アイン氏が、グローバルCEO(Global CEO)に就任するとともに、ビンファスト・ベトナム(VinFast Viet Nam=VFVN)の会長とCEOを兼任する。
またグリーンSMでは、ファム・トゥー・フオン会長(ブオン氏の妻でVIC副会長)の後任として、グエン・クオック・トゥアンCEOがグローバル会長に就任し、ブオン夫妻の次男ファム・ニャット・ミン・ホアン氏がグローバルCEO 兼 グリーンSM・ベトナムCEOに就任した。
今回の人事刷新は、グループ全体で若手人材への権限移譲を進め、世界市場での急速な成長に対応することを目的としている。
ビンファスト新CEOアイン氏の経歴と抱負
1993年生まれのアイン氏はシンガポール経営大学を卒業後、グループ要職を経て2026年5月にVIC傘下で米ナスダック上場のビンファスト・オート(VinFast Auto=VFS、シンガポール)の取締役会会長に就任した。
今後はビンファスト全事業の最高責任を負う。なお、同氏はVIC傘下の高品質鋼材メーカーのビンメタル(VinMetal)のCEOも兼任する。同氏は就任にあたり、持続可能な成長基盤のもとで世界のグリーンモビリティ革命を牽引する姿勢を示した。
GSMの新経営陣と2000年生まれのホアン氏
GSMではトゥアン氏が会長へ昇格し、後任CEOには2000年生まれのホアン氏が就任した。ホアン氏はグループ各社で要職を務めたほか、VIC傘下のビンスピード(VinSpeed)やビンエネルゴ(VinEnergo)、ビンメタル(VinMetal)、ビンベンチャーズ(VinVentures)等の主要株主でもある。
グローバル市場における事業展開の拡大
現在ビンファストはベトナムやインド、北米など世界16か国に進出し、3か国で計4か所の工場を保有する。一方のグリーンSMはベトナムやデンマークなど7か国で展開し、2026年中にさらに3か国への拡大を目指すほか、2028年の香港上場を目指している。両社は若いリーダーのもと、海外市場の開拓を一層加速させる方針だ。


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