
15日のベトナム株式市場は主要指数が揃って反発した。ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは前営業日比+22.92ポイント(+1.28%)高の1811.15ポイントと反発し、1週間ぶりに節目の1800ポイント台を回復した。
前日の大幅安から一転して大型株を中心に買い戻しが優勢となり、エネルギー株の急伸や海外投資家の買い越し継続が相場を力強く押し上げた。売買代金はHSXが16兆6959億VND(約990億円)と高水準を維持した。
エネルギー株が急伸、ゲレックス系やシーバンクがストップ高
セクター別では、原油高を背景に石油・ガス株などのエネルギーセクターが+5.60%高となり全体を牽引した。個別ではペトロベトナム製油石化[BSR](+6.84%)がストップ高となったほか、ペトロリメックス[PLX](+5.96%)やペトロベトナムガス[GAS](+6.65%)が大幅高となった。またゲレックス電気設備[GEE](+6.93%)やシーバンク[SSB](+6.91%)など10銘柄がストップ高を記録した。
金融や素材も+1.0~2.0%上昇した一方、不動産株は伸び悩みビングループ[VIC](▲0.04%)などは小幅安となった。
海外勢は2日連続買い越し、FTSE格上げ控え資金流入期待が高まる
海外投資家は全市場で732億VND(約4億3000万円)の買い越しとなり、2日連続で買い越した。HSXでは717億VND(約4億2000万円)を買い越し、ベトコムバンク[VCB](+2.56%)を筆頭にベトナム投資開発銀行[BID](+2.94%)など金融株を中心に買いが入った。
ハノイ証券取引所(HNX)では海外勢は17億VND(約1000万円)の売り越しとなり、ティエンフォン・プラスチック[NTP](+1.75%)が買われた一方、ペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS](+4.91%)は売られた。9月21日に控えるFTSEラッセルによる「セカンダリー新興市場」への格上げ発効に向け、50億~60億USD(約7800億~9300億円)の資金流入期待が下値を強力に支えている。
前日の大幅安から急反転、9月21日の格上げ発効に向け底堅い展開へ
前日14日には子会社役員の立件報道からグレックスグループ[GEX]傘下株がストップ安となり、VN指数は▲6.98ポイント安と続落していたが、本日はゲレックス関連株のストップ高買い戻しをきっかけに相場全体へ買いが広がった。移動平均収束拡散(MACD)などのテクニカル面では調整圧力が意識されるものの、1780ポイント付近が支持線として機能しており、格上げ発効に伴う中長期的な海外資金の流入を見込んだ押し目買い意欲は旺盛だ。


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