
15日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが7営業日続落した一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは反落した。前場は1709ポイント付近まで買いが先行してもみ合い展開となったものの、後場終盤にかけて原油価格の下落を背景に石油・エネルギー関連株やビングループなどの大型不動産株に売り圧力が強まり、VNインデックスは心理的節目の1700ポイントを割り込んだ。海外投資家は全市場で売り越しを継続した。
VN指数6.5ポイント安、1700ポイント割れ
VNインデックスは、前日比▲6.52ポイント(▲0.38%)安の1698.35ポイントと7営業日続落した。HSXの売買代金は15兆0434億7000万VND(約920億円)となった。
一方、HNXインデックスは前日比▲5.87ポイント(▲2.21%)安の259.29ポイントと反落した。HNXの売買代金は8937億5300万VND(約54億円)だった。
原油安でエネルギー株急落、不動産株も重石
HSXでは、世界的な原油先物価格の下落を受けてエネルギー関連株が急落し、ペトロベトナム製油石化[BSR]が▲6.31%安、ペトロベトナム運輸[PVT]が▲4.25%安、ペトロリメックス[PLX]が▲1.93%安と売られた。
不動産株も軟調で、ビンホームズ[VHM]が▲3.44%安、ビングループ[VIC]が▲0.18%安となり、2銘柄で指数を4ポイント以上押し下げた。また、小売のマサングループ[MSN]が▲1.81%安、テーゾイジードン投資[MWG]が▲0.95%安、フーニュアン・ジュエリー[PNJ]が▲2.41%安となった。
一方、ITのFPT情報通信[FPT](+1.58%)やインフラ関連のホーチミン市インフラ投資[CII](+6.15%)が急伸した。金融株では軍隊銀行[MBB]が+2.84%高、VIX証券[VIX]が+2.17%高、SSI証券[SSI]が+1.85%高と上昇し、相場を下支えした。
HNXではペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS]が▲4.24%安と下落した一方、CEOグループ[CEO](+2.80%)などが買われた。
海外勢の売り越し続く、1680ポイントが焦点
海外投資家は全市場で約7140億VND(約43億5000万円)を売り越し、9営業日連続の売り越しとなった。HSXでは約6880億VND(約42億円)を売り越し、ビングループ[VIC]を約1350億VND(約8億2000万円)、サコムバンク[STB]を約1310億VND(約8億円)売り越した一方、軍隊銀行[MBB]を約1010億VND(約6億2000万円)買い越した。HNXでも海外投資家は約250億VND(約1億5200万円)を売り越した。
技術的には1700ポイントを割り込んだことで短期的な下落リスクが高まっており、1680ポイント付近での下値支持力が試される展開が予想される。
前日の14日には、後場にビングループ関連株を中心に大型不動産株への売り圧力が急増したことを受け、VNインデックスが前日比▲14.55ポイント(▲0.85%)安の1704.87ポイントと6営業日続落していた。足元では定期預金金利の高止まりや海外勢の売り越し、米国関税リスクが重石となる一方、7~9月の企業業績への期待や1680~1700ポイント近辺での押し目買い意欲が下値を支える材料として意識されている。


?1792087148)
印刷用ページ


