現在、ベトナム外商銀行はIPO(新規株式公開)を準備している。しかし、企業価値の評価、及び最低公募価格の設定に関して管理当局の承認を待っている段階である。
そうした中で2007年11月19日に行われた記者会見では、VCBの責任者は、VCBの株式会社化に関する最近の情報が不明確であることを認めた。
グエン・トゥ・ハー副頭取は、VCBと戦略的パートナーは情報を公開しないと取り決めているため、明かすことはできない、としながらも、最近報道されている、VCBの海外の戦略的パートナー3社に野村、Goldman SachsとGeneral Electricが含まれているという情報が、正しくないことを明かした。この3社のうち、少なくても野村證券とGoldman Sachsの2社は不正確であるという。また、戦略的パートナーとの交渉の際に出された発行株価が12万ドン、20万ドン又は6万ドンだったという噂も、100%正確なものではないと語った。
1)なぜ株式会社化手順を変更したのか?
VCBの株式会社化計画が変更され、IPOを戦略的パートナーの選定の前に行うということに対して、現在投資家は最も関心を寄せている。この疑問に対して、ハー副頭取は、これまでの交渉は、特に株価に関して政府とVCBの期待を満たすものではなかったためである、と回答した。ハー副頭取は、「政府がIPOを先に行うということを決定したのは、合理的な決定だといえるでしょう。政府、戦略的パートナー、そして個人投資家の利益を均等にするために慎重に対処したいという表れでしょう。」と語った。
VCBの株式会社化には国内外の多くの投資家が関心を示しているため、このIPOを成功させることは、ベトナム証券市場の発展に対して大きな影響を与えると言うことができる。また、転換社債の発行時点で、2年後に転換すると予定していたこともあり、戦略的パートナーとの交渉長期化は、転換社債を保有している人の権利に抵触する可能性もある。しかし、問題なのは、海外の戦略的パートナーへの発行株価はIPOの平均落札価格を下回らないという規定(109/ND-CP)が、交渉しているパートナーに受け入れられるのだろうか?ということである。
この質問に対して、ハー副頭取は、「戦略的パートナーとの交渉を再開していないので、彼らの考えを知ることはできませんが、いずれにしてもVCBの戦略的パートナーが良いパートナーであることは確かなことです。」と語った。
(2)に続く


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