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商銀の預金金利が上昇傾向に転じる コロナ収束後の融資資金確保で 完全無料ニュース

[2021/03/10 06:26 JST更新]


(C)tuoitre 写真の拡大

商業銀行の預金金利は長い間低下傾向にあったが、3月に入って以降、多くの商業銀行が預金金利を数か月ぶりに引き上げている。

例えば、テクコムバンク[TCB]](Techcombank)が3月から提示するVND建て預金金利は前月比最大+0.9%ptの上昇となっている。

同行が提示する最も高い個人向け預金金利(店頭金利)は、年齢が50歳以上で預入額30億VND(約1410万円)かつ預入期間が36か月の優先顧客に対する場合の年5.9%。なお、各行ではオンライン金利が店頭金利を若干上回る水準に設定されている。

テト(旧正月)前は資金が余剰状態にあったため、各行は預金金利を大幅に引き下げていたが、ここにきて上昇傾向に転じている。

ホーチミン市の某大手商業銀行の個人顧客担当部長は、「テト明け以降、ベトナムは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を効果的に封じ込めており、新型コロナウイルスワクチンの接種も開始されたことから、今後は製造業など向けの資金需要が高まっていくものと見込まれる」とコメント。

各行はこうした資金需要増に対応すべく、預金金利を引き上げて融資向けの資金を確保しようとしている。


  
  
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