ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー(Nha、「エレガント」の意)」を発表した。
国内の航空会社が独自の「香り」を導入するのはこれが初めて。ホーチミン発ハノイ行きの特別便で初めてお披露目され、乗客はラウンジから機内まで統一された香りを体験した。
香りのデザインは調香アーティストのレイ・グエン氏が手掛けた。ベトナム航空のシンボルであるハスの花を中心に、北部タイグエン省のお茶、中部のザボン「タインチャー」、北部ボン村のコム(青いもち米)、南部ライブンのミカンなど、3地域の素材を調合することで、空間ごとに異なる香りを展開し、上品で落ち着いたベトナムらしさを表現した。
ベトナム航空のダン・アイン・トゥアン副社長は「今回の香りのプロジェクト『ロータセント(LotuScent)』は、国際的な5つ星水準の体験を追求する取り組みの一環だ。目に見えるサービスだけでなく、感覚的なブランド体験を重視している」と語った。
同社によると、「ニャー」は今後、同社が運航する主要路線の機内およびロータスラウンジで順次導入される予定だ。


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