ベトナム証券市場回復の前兆はまだはっきりと現れていないが、海外投資家によるホーチミン証券取引所とハノイ証券取引所での売買代金は急速に増加している。ホーチミン証取だけで、7月4日~6日までに海外投資家が買いを入れた金額は毎日増加し、市場全体の売買代金の35%、55%、そして41%を占めたのだ。
「証券投資」誌の記者がバオベト証券[銘柄コード:BVS]、サコムバンク証券、ダイベト証券、農業農村開発銀行証券などの大手証券会社で収集した情報によると、株価がこの数ヶ月で調整され、殆どの銘柄の株価が買いを入れるための適切なレベルに下がったので、海外機関投資家は投入準備を積極的に行っているとのことだった。驚くべきは、海外機関投資家に投入準備されている資本金は以前に予想された金額よりかなり多いと評価されているということだ。BVS、ドンア銀行証券とサコムバンク証券の経営トップは、海外機関投資家によってベトナム証券市場に投入準備されている資本はおよそ30億ドル(50兆ドン相当)と信じている。
BVSによると、5億ドルの総資本を持っている海外ファンド2社はBVSで口座を開設したばかり、そして既に口座開設した多くの投資機関は準備段階を終え、投入前の緊張が増しているという。ドンア銀行証券会社の社長であるブイベト氏は、ドンア証券がこれまで接触した海外投資機関の数は去年の3倍に達し、投資機関ごとの投資額も多くなっていると語った。一方、サコムバンク証券の社長は、海外投資家は現在の価格で投入したいが、供給が十分でないためにまだ大きく投入していないと語った。
世界通貨基金(IMF)、あるいは香港上海銀行(HSBC)などの金融機関がベトナム証券市場について提出したレポートに関連して言えることは、海外投資機関とベトナムの証券会社はベトナム証券市場についての考え、そして市場対する理解度が違っており、また中間金融機関のデータが常にアープデートされているわけではないので、市場評価がかなり異なっているということだ。
多くの証券会社によると、今後に行われる大手企業のIPOがあるために海外機関投資家はまだ資金を大きく投入していない訳だが、大手企業のIPOが月に1回だけ行われることになれば、今後海外投資家が証券市場により大きく投入する可能性が高まるだろうという。


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