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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

メリルリンチはベトナムから離れず 完全無料ニュース

[2007/07/28 12:29 JST更新]

 メリルリンチグループに勤めていた専門家であるSpencer White氏は、「メリルリンチのレポートは長期投資の考えに基づいている訳ではなく、ベトナム証券市場とアジア太平洋地域の他国の市場との関係の中で短期投資の考えのみを反映している。」とコメントした。
 White氏はベトナム証券市場へ投資すべきと評価した昨年2月に作成されたメリルリンチのレポートの作成チームの元リーダー。他の研究チームがベトナム証券市場への投資を減らすようにアドバイスしたメリルリンチの最新レポートについてメディアとの意見交換を行った。

記者)多くのベトナム人投資家はメリルリンチの最新レポートについて心配していますが、このレポートについてどう考えますか?

White氏)2006年2月のレポートを書いてから現在まで、私のベトナム証券市場に対する長期的な考えには全く変わりがありません。私は今後10年間、ベトナム証券市場は投資すべき市場であり、アジア地域の最も魅力な投資市場の1つだと思います。しかし、あのレポートを書いてからVNインデックスは3倍に上昇し、また株価もかなり上昇しました。
 メリルリンチの最新レポートは長期投資の考えには基づいていません。ベトナム証券市場とアジア太平洋地域の他国の市場との関係の中で、短期投資の考え方のみを反映しています。メリルリンチの専門家は、このレポートで今後の数ヶ月で他の証券市場、特に中国証券市場がベトナム証券市場より大きく成長すると評価しているということです。

記者)このレポートが公開された時に、経験の少ない個人投資家は不安になり、多くの狼狽売りと見られる動きがあり、一方、海外投資家は安値で買いを入れていました。このレポートがそういった個人投資家向けに作成されたという意見がありますが?

White氏)もともとどの市場でも、メリルリンチは個人投資家向けのレポートを作成したことがありません。ベトナムも例外ではありません。メリルリンチの専門家がベトナム個人投資家の投資決定に意図的に影響を与えているという意見は大きな間違いです。
 このレポートが公開された後に株価が下落しましたが、VNインデックスはまだ調整局面にあり、またこの調整局面はこのレポートが公開されるずっと以前に始まっていました。
 ベトナムのような新興国の市場が、過熱した後に調整局面に入り込むことは一般なことです。短期的にベトナム証券市場が回復するのは難しいでしょうが、これはあくまでも一時的な状態です。
 積極的な兆候が現れて、上場会社の利益が確実に成長していけば、投資家はまた株式を大量に買い始めると思います。

記者)メリルリンチはベトナム市場へ投資している資本を中国市場へ回すと言っていますが、ベトナムから離れる可能性についてはどう思いますか?

White氏)私はメリルリンチの代表者ではないので、質問に回答することができませんが、私の個人的な考えでは、メリルリンチはベトナム証券市場から離れず、全く逆になると思います。メリルリンチはいつも資本市場と国家経済に対する長期投資戦略を作成しています。1年か2年すれば皆さんもこのこを目の当たりにすることになると思います。
 レポートはアジア地域のポートフォリオマネジメントを行っている人へ、分散投資をアドバイスするために作成されています。単純にメリルリンチは今後数ヶ月間で中国市場がベトナム市場より有望だとすると評価をしています。この分散投資の考えは、一般の投資活動或いはメリルリンチの見ているベトナムの将来に影響を与えるものではないでしょう。

記者)メリルリンチは、頻発する新株発行によってベトナムの2007年度EPS成長率が僅かに10%に留まり、アジア地域での成長率としては最低となっていると指摘しています。ベトナム企業の新株発行についてどのようにご覧になっていますか?

White氏)資本借入コストを減少させるために企業は新株発行による増資を行います。しかし、そうなるとEPSは希薄化され、株主資本利益率(ROE)も減少してしまいます。
 ベトナム企業の大部分は、主に銀行からの借入資金だけを利用しています。しかし、企業が利用できる資金調達方法は他にもいろいろあります。多くの場合、これらの資金調達の借入コストは銀行利息よりかなり低く、また資産担保などの条件に縛られることがありません。新株発行による資金調達は、こうした意味で積極的に利用されているのだと思います。


  
  
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