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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

海外投資家はベトナムから離れず 完全無料ニュース

[2007/08/28 21:28 JST更新]

 上場市場が続落し、OTC市場の回復兆候がまだ見られず、多国の証券市場が危機に陥っているなどの情報は海外投資家がベトナムから離れるという噂を導く原因となった。実際には海外投資家がベトナムから離れることはありえるだろうか?

 ベトナム証券市場があまり普通とはいえな変動を見せているにも関わらず、海外投資家が常に取引を裁定していたことに対して、国内投資家は驚いていた。VN指数が大幅下落した日でも海外投資家は落ち着いて市場全体の売買高の40~60%に相当する株式を購入したりする。香港上海銀行(HSBC)、メリルリンチなどの信用がある国際金融機関から悲観的な評価が出て、多くの国内投資家が狼狽して株を投げ売った時も、海外投資家は普段と変わらず株を購入して国内投資家を吃驚させた。
 更に、直近2週間で国内市場が続落している時に、世界証券市場の状況が悪化したことは、海外投資家の心理へ少なからず影響を与えた。具体的には、直近の数日で海外投資家の購入量が以前より30~50%減少し、平均でも市場全体の売買高の15~25%にしかならなかった。一部の大手ファンドも購入を一時停止していたため、市場全体の売買高が減少した。多くの海外投資家がベトナムから離れているという噂は投資業界中に伝わり、小心の投資家に恐怖を与えた。 
 証券専門家であるフイナム氏は、世界証券市場の危機が海外投資家の心理に影響を与えているということは当然あると言った。しかし、ナム氏は「法律・政策が変更され、(世界の市場動向が)ベトナム市場の投資環境に直接的に影響することがあれば、海外投資家はベトナムから離れることもあるが、現在、ベトナムでは外資投入を促す良い投資環境が維持されており、経済成長性も高いので、海外投資家がベトナムから離れるということはない。また、海外ファンドが資本を調達する目的は、ベトナムへ投資するためだ。だから投資もせず中断するということは考えにくい。」とコメントしている。実際にはベトナム証券市場へ投資している海外投資家の数はまだ少なく、約5,000口座のみである。おそらく海外投資家は状況を見てチャンスを待っている、とナム氏は見ている。
 この考えに賛成するドンラム氏(ビナキャピタル取締役会長)は、「現在口座を開設し直接投資している海外投資家の数はまだ少なく、彼らは主にファンドを通し間接的に投資している。また海外ファンドは主に中長期投資を目指しているため、彼らがベトナムから離れるという噂も根拠がない。」と語った。また、ドンラム氏は、海外投資家がベトナムから離れないにもかかわらず購入量を縮小したため、多くの銘柄の株価が下落したとコメントしている。世界証券市場からの影響のためではなく、多くの銘柄の株価がまだ高いためだというのは多くのファンドの評価である。実際には、多くの銘柄の株価は世界証券市場が下落するより以前にかなり下落していた。ただ、ドンラム氏は国内市場での投資チャンスを高く評価している。そのため、先日ビナキャピタルはベトナム市場における第4ファンド(名称:ベトナムインフラ投資ファンド、資本金:4億200万ドル、投資分野:エネルギー・交通・水道水処理供給システム・通信)を設立したのだ。
 ホーチミン市のある経験豊富な投資家は、おそらく海外投資家は年末に行われると見られている大手会社のIPOを待っているので上場株の購入量を縮小したのではないか、とコメントしている。また、彼は海外投資家の購入量縮小現象を見たことによって多くの個人投資家が購入を躊躇したため、市場全体の売買高が一層減少したと分析した。
 現時点で海外投資家がベトナムを離れる、という噂は根拠がないものだといえる。国内投資家は不実な情報によって損失を被らないため、慎重に対処すべきだろう。


  
  
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