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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

相場下落を読み解く(1) 完全無料ニュース

[2007/11/13 19:31 JST更新]

 年末に向けて相場は上昇するという多くの投資家の期待に反して、証券市場はまだ調整を続けている。この原因は何だろうか?

 11月9日には両証券取引所とも続落した。VNインデックスは8.18ポイント下げ1,018.29ポイントとなり、HASTCインデックスは6.27ポイント下げ、356.58ポイントをつけ、全面安の展開となった。

1) ベトナム外商銀行(ベトコムバンク-VCB)のIPO待ち

 11月9日の下落で、VNインデックスは6営業日続落となった。先週末のVNインデックスは、10月末と比べ46.8ポイント下落したことになる。株価が下落しているばかりでなく、両証取の売買高と売買代金も大きく減少し、低いレベルに留まっている。

 証券アナリストであるレー・ダット・チ氏は、市場で悪い材料が多く出ている背景には、海外の配信会社が報じたVCBのIPO(新規株式公開)関連情報が、グラスからあふれる一筋の水となり、投資家の心理へ大きな影響を与えていることがある、とコメントしている。チ氏によると、ブルームバーグが、海外の戦略的パートナーが2006年末時点の1株当り純資産の5~7倍程度に相当する価格で、VCB株取得を目指し交渉しているという報道を行ったが、多くの投資家はこれを眩暈のするような驚きとして受け止めたという。また、同氏によると、この情報が正しければ、銀行株の価値を1株当りの純資産に基づきもう一度計算し直して、銀行株の保有をより慎重に考えることになるだろう、と指摘した。現在銀行銘柄の株価は、1株当りの純資産の5~7倍に相当するレベルより高くなっている。つまり戦略的パートナーがVCB株を取得する価格より高い。

 一方、一部の証券専門家は、VCBショックの他にも、投資家が上場企業の新株発行による増資ラッシュの状態を嫌気しているとことを指摘している。ドンズオン証券のグエン・ゴック・チョン・チン副社長は、銀行の貸付回収圧力(まもなく実施される指示第03号の影響)を受けて資本調達に困っている上に、上場企業が新株を発行・上場することで、国内投資家が窮地に立たされている、と語った。チン副社長はまた、多くの上場企業は、市場が年末に上昇すると期待して新株発行を行っているが、市場の不都合な要素を前もって考慮してはいなかったことにも言及。加えて新規上場銘柄が多くあり、更に上場を準備している企業も少なくないので、投資家としてもポートフォリオを再度構成しなければならない。そのためにはまず、保有している株を売却することから始めることになる、と現状を説明した。

 競売で落札したペトロベトナムファイナンス(PVFC)の株の購入のために、保有株を売却せざるを得ない投資家も多い。また一部では海外投資家の売却拡大もあり、それが一層供給を増加させている。

(2)に続く


  
  
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