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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

VNインデックスは1,000ポイントを巡って動く 完全無料ニュース

[2007/11/17 13:27 JST更新]

 11月13日には売り気配が買い気配の1.5倍となり、VNインデックスは973.59ポイントに下落した。多くの投資家が投売っていたが、買いを増やす投資家も大勢いたため、売買代金は安定し、ホーチミン証券取引所では1兆ドン(約68億9,660万円)、ハノイ証券取引所では3,000~4,000億ドン(約20億6,700~27億5,860万円)であった。VNインデックスが1,000ポイント以下に下落することは心配なことかどうか、専門家の意見を紹介する。
 
 チャン・ベト・アイン氏(ベトコムバンク証券投資ファンド運用合弁会社(Cong ty lien doanh quan ly quy dau tu Vietcombank-VCBFの社長)

 ベトナムの株式市場はしっかりとした発展を遂げているので、VNインデックスが1,000ポイント以下に下落したとしても心配なことではありません。現在は短期的な取引を行う数多くの投資家の動向が市場にマイナスの影響を与えています。また、ベトコムバンク(VCB)のIPO(新規株式公開)に関する噂も株式市場に影響を及ぼしています。VCBの株がいくらで売却されるかということが問題なのではなく、問題なのは株式市場に出されるその巨大な株式量です。VCBのIPOが、市場から非常に大きな資金を吸収してしまい、短期間では市場に帰って来ないと思われています。VNインデックス下落のもう1つの原因は、サイゴン証券[銘柄コード:SSI]やベトロベトナム化学肥料社[銘柄コード:DPM]などの大規模企業が上場したことです。下落傾向の市場では、利益を確定しようとする投資家が大勢いるため売りが強くなっています。

 巨大な外資がベトナム株式市場への投入待機状態にあると言われていますが、合理的な株価に下がらない限り、投入されることはないでしょう。もし、VNインデックスが1,200~1,300ポイントに上昇しても、経済がそれ程良くなっていなければ、株価上昇は短期的なものに終わるでしょう。長期的投資を目指す投資家にとっては、小規模であり発展する可能性がまだまだ大きいということが、ベトナムの株式市場の非常に魅力的なところだと言えるでしょう。我々は現在資金総額が3億ドル以上の3つの投資ファンドを運営していますが、長期的な投資として銀行を含む金融、通信、不動産などの潜在的な可能性が高い分野に資金を投入しています。


 グエン・バ・タイン氏(アンビン証券の投資部長)

 ここ数日はっきりとした悪い情報もないのに、相場は下げています。政府が証券担保貸付に関する規定を見直さないこと、及びVCBのIPOが年末に行われますが、海外投資家が額面価格の5倍~7倍という低い価格で評価したこと、この2つが原因となって多くの投資家が市場から退出しました。香港上海銀行(HSBC)と同じく、VNインデックスは、年末までは1,000ポイントを突破することはないという見方を私もしています。現在の市場に出ている企業の好材料も、市場の局面を変えることはできないでしょう。また、世界の株式市場が下げ相場であることもベトナムの株式市場に影響を与えていますが、それは心理的なことに過ぎず、新興市場であるベトナムの株式市場は世界の株式市場と同じように動くということはないでしょう。


 Fiachra Mac Cana氏(ビナ証券の社長)

 最近のVNインデックスの下落は、短期間で国内投資家の心理に悪い影響を及ぼすと考えています。しかし、激しい下落相場に入ることは、依然大きな資金を抱えている海外投資家に安い価格で株を購入するチャンスを与えるだけです。また、我々が手に入れたベトコムバンクのIPOに関する情報は積極的な情報であるため、今後の需要が増加すると見ています。上場企業ではサイゴン証券[銘柄コード:SSI]やペトロベトナム保険株式総公社 [銘柄コード:PVI]、FPT[銘柄コード:FPT]、第5建設株式会社[銘柄コード:SC5]、アジア株式商業銀行(アジアコマーシャル銀行) [銘柄コード:ACB]に注目したいですね。OTC市場の銘柄では、ベトナム国際商業銀行(Ngan hang thuong mai co phan Quoc Te Viet Nam-VIB)や軍隊商業株式銀行(Ngan hang thuong mai co phan quan doi-MB)などの金融分野の銘柄が良い選択肢と言えそうです。


 ブイ・バン・クアン氏(ベトナム中小企業証券のコンサルタント)

 10月及び11月の初めの市場動向は、ベトナムの株式市場が安定した時期に入ったということを示しています。8月6日に883ポイントという底をつけたVNインデックスは反発し、2ヶ月で25%上昇、10月3日には1,106ポイントを突破しました。個人的な意見ですが、この今の調整はよいことだと思っています。今後2008年の初めまでハノイ証券取引所及びホーチミン証券取引所に上場する企業が更におよそ50社増えます。第4四半期は投資ファンドの資金投入時期でもあるため、市場は更に活発になるでしょう。海外投資家の動向は常に国内投資家とは逆になっています。国内投資家が株式を投売る時に買い、国内投資家が買い争っている時に売却します。ただし、VCBのIPOのようなイベントでもない限り、今後は海外投資家の影響は薄くなっていくでしょう。


 グエン・バン・チュン氏(グローバルファイナンス投資株式会社-Cong ty co phan dau tu tai chinh Toan Cauの社長兼会長)

 一時は急騰していた時期があったので、株価が下落するのは当然のことでしょう。ハノイ証券取引所での、売買高が少ないのに株価が続伸していたソンダグループ銘柄の株価の動きには、市場操作の気配が伺えます。企業の好業績及び市場展望分析への積極的な評価は市場に微かなプラスの影響を与えられるだけで、市場は早かれ遅かれ実質の水準に戻っていくでしょう。


 フイナム氏(証券専門家)

 市場は激しく調整しており、多くの投資家を心配させています。原因は世界の株式市場の相場や証券担保貸付規定の実施、証券投資税草案、不動産価格の変動、金地金価格の高騰など色々ありますが、企業の実績には直接関係はないといえるでしょう。もう1つの原因は、多くの企業が歴史を繰り返して、新株発行を頻繁に行っているということです。また、いくつかの新規上場銘柄の企業が、取引基準価格を高く設定したこともあまり良いこととはいえないでしょう。上場後続落し、インデックスを下落させているからです。


  
  
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