下げ相場である現在、相対取引を増やしている海外投資家はもしかしたら市場の回復をわざと遅らせようとしているのではないか。
11月26日は、HASTCインデックス及びVNインデックス共に顕著に上がったが、取引結果から見ると海外投資家の動きには大きな変化はなかった。ただ、注意したいのは相対取引の売買高を増やしていたことだ。同日の海外投資家の相対取引による売買高は170万株となり、市場取引による海外投資家の売買高とほぼ同じだった。少しずつ相対取引によって低価格で買いを入れている海外投資家が株価上昇を抑えているのである。
ホーチミン市のある証券会社は、海外投資家は最近常に相対取引を行っているが、11月26日にはその売買高が普段より度を越えて多かったために、気付きやすかっただけである、とコメントしている。
世界の株式市場からの影響やインフレ、証券担保貸付に関する規定、間もなく行われるベトコムバンクのIPO(新規株式公開)では株価が低くなるのではないかという悪材料を抱えている軟調相場で、相対取引を増やしている海外投資家の動きは、部分的とはいえ、売買代金や株式の流動性を低下させている。低価格で株式を購入することを利用して、大きな利益を手に入れる新しい手法だ。


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