元来投資する者にとって魅力的な産業である石油関連産業は、収益率も高く、多くの投資家から期待される産業であるが、市場が現在のような下落傾向を見せている間は、全体に巻き込まれてしまっているかのように見える。
12月17日までの市場について言えば、依然下落傾向にあると言える。今週最初営業日にも寄付きでは市場には低迷感が漂っていた。VNインデックスも続落し900ポイントレベルを突破するかと思われたが、その後一転、結局市場は反発して始まった。
1) 市場の傾向で下落
現在石油産業で活動している上場企業はおよそ16社ある。これらの企業の大部分はベトナムの石油産業の成長や発展に大きく貢献している上位企業である。しかし取引結果を統計的に見れば、この間の市場全体の下落傾向を受けて、殆どの石油関連銘柄が下落したことがわかる。
12月17日時点で、ハノイ証券取引所に上場する石油関連銘柄のうち、ペトロベトナム南部ガス (銘柄コード:PGS)とペトロベトナムドリル溶液化学製品(銘柄コード:PVC)は下落率が最も高く、2007年11月初旬と比べて29%下落している。ホーチミン証券取引所では、一日の変動幅がハノイ証取よりも小さいため、最も大きく下落した銘柄もペトロベトナム総合サービス(銘柄コード:PET)の26%となっており、ペトロリメックスガス(銘柄コード:PGC・19%下落)が続く。また売買高もかなり縮小している。PGSの売買高は92%、PLC(ペトロリメックス・ペトロケミカル)の売買高は98%減少した。
ホーチミン証取でも下落率はより小さかったにもかかわらず、ハノイ証取の石油関連銘柄と同様に、売買高はかなり減少した。 ペトロリメックス・タンカー(銘柄コード:PJT)の売買高は90%、ペトロベトナム化学肥料(銘柄コード:DPM)と石油機械工業(銘柄コード:PMS)の売買高は89%減少した。
一方、市場が大きく下落すればするほど、海外投資家は購入を拡大する。一部の石油関連銘柄は海外投資家から関心を寄せられた。中でも買いが入ったのが、ペトロベトナム技術サービス(銘柄コード:PVS)とペトロベトナム・ドリリング(銘柄コード:PVD)である。11月初旬からこれまでに、海外投資家はPVS株購買高は237%、PVD株の購買高は326%、それぞれ増加した。ペトロベトナム保険(銘柄コード:PVI)も多くの海外投資家に保有されている石油関連銘柄の1つである。購入高は11月初旬と比べて減少したにもかかわらず、この銘柄はハノイ証取で海外投資家の売買高が最も大きい銘柄となっている(12月17日には海外投資家の売買代金の43%を占めた)。
12月18日に市場が反発し楽観的な兆しが現れたが、これに伴い一部の石油関連銘柄の株価も、PSCが3,000ドン、PLCが1,500、DPMが2,500ドン、PETは2,000ドンと上昇した。ただし、売買高は大きく増加しなかった。
(2)に続く


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