雑誌「証券投資」がベトナムで活動している一部の大手投資機関で取材した情報では、多くの企業ではルームに余裕がある(上場企業240社のうち、20社程度のルームが一杯になっている)ことから、現在の保有枠に非常に不満というわけではない。ベトナムで活動している海外機関投資家のルーム拡大への圧力はそれ程大きいとはいえない。しかし、一部の弁護士によると、海外投資家はベトナムでのルームについて統一性のない規定に対しては反応する可能性があるという。ベトナムへ投資する海外投資家は、透明性、公平性が高く、法令が安定的環境において、投資・経営を行いたいと考えている。
ベトナム証券市場が経済における地位を確立し、新興国の中で最も魅力的な市場の1つと評価されるためには、実務管理をしっかり行っていくということの他、もう1つの重要な任務がある。ベトナム証券市場の優良なイメージを国際市場で維持発展させていくことである。管理当局がルームについての新規定を作成するためには、かなりの時間が必要とされる。そのためにも更に遅れるようなことは避けなければならない。ベトナムのWTO加盟1周年記念日まで僅かに10日足らずである。
国家証券委員会の統計によると、現在ベトナム証券市場における海外投資家の口座総数は7,500口座、このうち機関投資家の口座数が300口座で、前年比およそ3倍増加している。また海外投資家は上場企業の資本の25%~30%を保有しており、売買代金は市場全体の売買代金の約18%を占めている。
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