証券市場が続落している中で、銀行の貸付に関して、2つの影響が指摘されている。
2月26、27日にダナン市で開催されたフランス-ベトナム経済金融フォーラム(テーマ: WTO加盟後のベトナム経済)で、国家中央銀行の専門家が、ベトナムにおける金融・銀行危機を発生させるリスク(証券市場の過熱を含む)についての研究結果を公開した。この研究は、参加者の特別な関心を呼んだ。
現在、ベトナムでは銀行の貸付総額や、(担保とする証券の)時価総額に対する証券投資貸付の比率についての正確な統計データは、まだ充分に揃っていない。中銀によれば、証券投資貸付は約20兆ドンであり、貸付総額の2.6%程度とされ、時価総額上位22社の時価総額7.5%に相当している、という。これは上場証券投資という目的とした貸付のみの数字であり、OTC市場やその他の証券投資貸付を含んでいない。
殆どの商業銀行(特に商業株式銀行)は、証券投資貸付活動に参加している(貸付金額は、上場銘柄の場合、時価総額の30~70%、OTC銘柄では市場価格の30~60%)。銀行から証券市場へ流入される資金には、その時点で、銀行の借付総額における証券投資貸付の比率に関する銀行別のリスクと、時価総額における銀行貸付資金の比率の比較で示される変動性リスクが、それぞれ発生する。
研究チームのグエン・ティー・キム・タイン・グループ長は、「過熱していた市場が、続落する時、どういうことが起きるか?」という問題を考察した。タイン・グループ長は、上記の2つのリスクは金融システムへ影響を与えるはずであると考えている。金利が安定していれば、投資家は銀行から資金を借りても証券へ投資する。そして、現在のように続落していれば、2つの反応が見られる、という。
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