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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

銀行が資金を証券市場へ投入する時(2) 完全無料ニュース

[2008/03/01 15:01 JST更新]

 証券市場が現在のように続落する場合、銀行の貸付に対する2つの影響が発生する。

 1つ目は、株価が30%まで下落すると、銀行の許容制限以上に貸付を行っていた場合、借入側(特に個人投資家)に支払能力が無く、破産に陥るような状態となれば、銀行の貸付は不良債権になってしまう。

 また、担保である証券の価値が大きく下落した場合、不良債権比率上昇と自己資本比率の低下という2つの悪影響が懸念される。これが同時に起きれば、銀行の財務状況に深刻な影響を与えることになる。不良債権比率が20%以上ともなれば、銀行が存続すること自体難しくなる。

 その他でも、市場の流動性が低下し、銀行のリスク管理システムがまだ磐石でない時に、銀行が資産の一部を使用して、証券市場へ直接投資し、同時に、証券担保貸付を行っていれば、リスクは倍増する。

 こうして、証券市場が続落すれば、銀行システムの脆弱さが現れてくるはずである。僅か1つの金融機関の弱さが突然発覚しただけであっても、負債関係によって金融システムの他の領域でドミノ現象を発生させる可能性もある。また、ある銀行での危機は、他の銀行での預金取付け騒ぎや金融不安を煽る可能性がある。

 国家中央銀行の研究チームによって示された2つ目の問題は、大量な海外資本の退却である、という。

 証券市場の過熱ぶりは、海外の機関そして個人投資家の関心を惹き付けた。ベトナム投資家は常に海外投資家の動向に注目し、それを投資決定を出す際の1つの根拠とすることが多かった。また、拡大している海外投資ファンドの資本は、市場へ大きな影響を与える要素になっている。

 こうした現実から、研究チームは、ベトナム証券市場は海外資本に完全に依存していはいないが、この資本が市場へある程度の影響を与えると見ている。研究チームのタイン・グループ長は、海外資本は投機性があるとはいえないが、海外投資家は不安と感じれば、資本を退却させる可能性がある、と説明した。

 ただし、政府が柔軟な外国為替政策を行い、また海外資本の管理(自由化を含む厳密化)する政策を適用すれば、上記の影響は限定、若しくは除外される、と研究チームでは見ている。

(終)

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