経済が悪化しており、株価も下落している現在、株主総会は株主にあまり関心を持たれないようである。サイゴン商信株式商業銀行(サコムバンク)[銘柄コード:STB]やビナミルク[銘柄コード:VNM] 、リー冷蔵電気工業[銘柄コード:REE]などの大企業の株主総会でも参加者が株主数全体の60~70%にすぎない。
今年度の株主総会も昨年と同じようなやり方で開催されている。招待状が開催日の少し前に送付され、総会が開催される直前に資料が手渡される場合が多いようである。資料は検討する時間どころか、読むことさえできないのが現状である。
こうした問題を解決するために、ACB証券のグエン・クイ・クインさんは企業があらかじめ株主に資料を送付し、本番で既に送付した資料の内容を読まず、主な事項だけに絞って発表し、株主の質問に答えるというような開催方式をとるべきであると主張している。
また今年の総会で目に付くのは、2008年度業績の調整であるが、それでも達成するのは難しい場合があるように見える。
リー冷蔵電気工業[銘柄コード:REE]は、2008年度利益を4,200億ドンから3,900億ドン(約24億6,800万円)に引き下げた。資産運用活動によるREEの2007年度利益は、およそ1,930億9,000万ドン)だったが、これは利益全体(3,920億4,000万ドン)のおよそ50%にも及んだ。不動産投資による利益も920億ドンと、利益の23.47%を占めている。REEの2008年度利益を3,900億ドンとするならば、不動産及び冷蔵電気関連企業を増大させなければならない。REEが困難な時期に直面しなければならないのは確かなことのようである。
ビナミルク[銘柄コード:VNM]もそうした状況にある。2007年度利益は9,634億9,800万ドン(約約60億9,800万円)であり、資産運用活動による2007年度利益は2,578億6,500万ドン(約16億3,200万円)であった。2008年度利益見込みは1兆3,260億ドン(約83億9,200万円)(前年比:38.8%増)である。達成するのは容易ではないと考えられる。
インフレ抑制が最も優先されている現在、非効率的な投資であると判断されるプロジェクトは中止されることになっている。投資削減は企業側からすれば、利益が縮小するという意味を持つことになる。しかしながら、一方で企業は依然として新株発行を行う予定である。銀行の貸付金利が急激に上昇している現在、多くの企業は30-40%といった非常に高い比率で現金配当を行うことを計画している。有償増資及び無償増資も多い。
新株発行が市場に良くない影響を与えると分かっているが、関心を持たず、何の意見もしない個人投資家が大勢いる。しかしどうだろう、やはり株主も企業も1隻の船に乗り込み、同じ目的を持っている者同士ではないのだろうか?


?1775457527)

印刷用ページ

