ダイベト証券の分析部
先週は売りが買いを圧倒的に上回っていた銘柄がありました。週末の2営業日にはサイゴン商信株式商業銀行(サコムバンク)[銘柄コード:STB]の売買高は200万株に上りましたが、それは株価の下落を抑制できませんでした。
一方、ビナミルク[銘柄コード:VNM]やトゥオンアン植物油株式会社[銘柄コード:TAC]などの食品関連会社の株価が上昇傾向を維持しています。先週末比、VNMの株価はおよそ5%、TACは2%上昇しました。ただし、食品関連銘柄でも利益確定売りが目に付いたものもありました。
ベトナム銀行協会(VNBA)は週、上限金利年間11%で維持することに合意しましたが、国家中央銀行も公開市場操作を通じて小規模銀行の流動性を高めるこを取り決めました。しかし、銀行間金利がまだ高く、年利はおよそ16~17%となっています。貸付金利が魅力的なレベルに上がると、貸付用の資金を調達しようとする銀行が担保割れ株式を売却しようとする可能性が増えることになります。
世界の株式市場は好転して来ていますが、インフレ要因である石油価格上昇は懸念材料です。しかし、ベトナム政府は石油関連製品の価格を6月までに維持する方針であり、株式市場及び経済全体を安定させることができると考えられています。
それでも、4月のCPI(消費者物価指数)が2.22%上昇し、年初から11.6%となったことで、去年よりCPI上昇を抑えるという今年の目標実現が難しくなりました。株式市場も、管理当局から好感される情報が出なければ、株価の下落傾向は続くと見られます。
アンビン証券の分析部
ドル高になれば、ベトナムの輸出には良い影響が出るようになります。輸入超過率も下がることが期待されます。
ベトナム株式市場は短期的には下落傾向を維持すると思われますが、500ポイントという抵抗線が固いため、VNインデックスはメーデー明けには反発してくるのではないでしょうか。


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