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前日反落しながらも570台を維持したホーチミン市場は、朝方からペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が値を上げ、インデックスは574付近まで急上昇したが、その一方でベトコムバンク[VCB]などの銀行株がここ数日上昇の調整で値を下げると、インデックスもマイナスに転落。大型株の値動きでインデックスは前日終値を挟んで値動きする展開に。終盤でマサンインベストメントグループ[MSN]の下げが響き、▲2.41ポイント(0.42％)安の567.90で続落した。但し、下がり銘柄数73に対し、上がり銘柄数142と大幅に上回っている。

取引が最も目立ったのはホーチミン市インフラ投資[CII]で、売買高が前日比で10倍余りに膨れ上がり、売買高トップでストップ高に。これは、ビンフィル・インフラ技術投資が保有する全CII株の売却による動きと見られる。一部マスコミに「債務不履行に陥っているのでは」との情報が流されたホアン・アイン・ザライ[HAG]は、ドゥック会長がこれを全面的に否定し法的措置も辞さない構えを見せたことから、通常と変わらず取引され小幅に上昇。HAGが転換社債の償還期限を2年延期したことが噂の発端となった。サイゴン証券[SSI]は引き続き外国人投資家に強く買われて3日続伸。ビナケム傘下のサザンバッテリー[PAC]が活発に取引されてストップ高した。外国人投資家の取引は、12営業日ぶりに売り越しに転じた。

ハノイ市場は、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ペトロベトナムドリル溶液化学製品[PVC]、ペトロベトナム北部ガス[PVG]などペトロベトナム関連が大きく上昇してインデックスを牽引。+0.82ポイント(0.99％)高で反発した。3日連続ストップ高のハノイ総合投資[SHN]が引き続き大幅上昇。鉄鋼製品メーカーのソンハ・サイゴン[SHA]がストップ高している。