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前週末続伸したホーチミン市場は、プラスで寄り付き、投資家は積極姿勢に。朝方からペトロベトナムガス[GAS]、ベトナム投資開発銀行[BID]が上昇して、インデックスは一気に583超え。その後、GASの下落で値を下げ戻したものの、再び上昇に転じて、後場明けにはペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ベトコムバンクをはじめとする銀行株、不動産株が軒並み上昇して、585を突破。しかし、その後利益確定売りが強まり、BIDが下げ戻したほか、終盤のマサンインベストメントグループ[MSN]の下げが響いて、+1.76(0.30％)高の579.83まで値を下げ戻して取引を終えた。売買高は前営業日から3割近く増え、取引は活発だった。

売買が特に活発だったのはFLCグループ[FLC]とホーチミン市インフラ投資[CII]の2銘柄。FLCの売買高は3000万株近くまで達して値を上げたが、4営業日続伸し週末ストップ高していたCIIは利益確定売りで小幅に下落。また、前週末に利益確定売りで値を下げたあと、今日も朝方から値を下げていたホアンフイサービス投資[HHS]は、5月の車両販売が極めて好調との情報で前引け間際から急上昇し、+900高。HHSは6月に入って+7.4％値を上げている。今月は２つのETFの銘柄組み換えを控えているが、FTSE Vietnam Indexから除外されたファーライ火力発電[PPC]は下落。新たに組み入れられたサコムバンク[STB]は変わらずだった。

ハノイ市場は、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ペトロベトナム南部ガス[PGS]、ペトロベトナムドリル溶液化学製品[PVC]などのペトロベトナム関連がインデックスを牽引し、+1.14ポイント(1.31％)高で4営業日続伸。前週末利益確定売りで値を下げた陸運業のホアンハ[HHG]が、売買高が急増して再びストップ高した。