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前日大幅反発したホーチミン市場は、ベトコムバンク[VCB]、ベトナム投資開発銀行[BID]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]などの大型株が下げたことで、およそ3ポイントマイナスで寄り付いたが、これら銘柄がプラスに回復するとインデックスは急速に回復。後場にはVCBがインデックスを牽引したほか、ペトロベトナムガス[GAS]が上昇したことで、598.98まで上昇。6月22日につけた594を突き抜けたことでブルトラップへの警戒感もあり、BIDやGASが下げてインデックスを下げ戻したが、+1.30ポイント(0.22％)高の593.05で引け、続伸した。 しかし、304銘柄中上昇は86銘柄、134銘柄が値を下げている。

銀行株6銘柄中上昇したのはVCBのみで、BID、ヴィエティンバンク[CTG]、軍隊商業銀行[MBB]は下落。金融関連ではバオベトグループ[BVH]が前日に続き堅調に値を伸ばした。不動産株では、ビングループ[VIC]、ホアン・アイン・ザライ[HAG]が上昇したものの、売買高トップのFLCグループ[FLC]をはじめ、多くの銘柄が小幅に値を下げている。2日続落していたホアンフイサービス投資[HHS]は更に強く売られてストップ安。日越医療機器[JVC]は支援材料なく、引き続きストップ安。これで16営業日続落となった。

ハノイ市場は、前引け前からプラスに浮上したものの、終盤でアジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]が下落してインデックスを押し下げ、▲0.55ポイント(0.64％)安で7営業日続落。前日に続きキムビーステンレス製造輸出入[KVC]が活発に取引されて大幅上昇する一方、このところ堅調だったVNダイレクト証券[VND]やIB証券[VIX]などの証券株が利益確定売りで値を下げた。