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前日3日続落して2か月ぶりに570を割ったホーチミン市場は、米国株安や中国景気後退への懸念に加え、原油価格が6年ぶりの安値をつけたことで、朝方から石油関連が下落したほか、大型株が軒並み下げてインデックスは557を割ったが、ビナミルク[VNM]やバオベトグループ[BVH]が上昇に転じると、前日終値付近で揉み合いに。終盤にさしかかるとVNMやベトコムバンク[VCB]をはじめとする金融関連が軒並み急上昇してインデックスを牽引し、+10.53ポイント(+1.87％)高の574.15で高値引け。4営業日ぶりに大幅反発した。売買高は前日比で37％増加。上昇銘柄は308銘柄中130に達した。

特に上昇が目立ったのは保険株で、BVHが8営業日ぶり上昇でストップ高。バオミン保険株式公社[BMI]もストップ高、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]も大幅上昇。不動産関連も堅調だったが、売買高2位につけたホアンクアン不動産商業コンサルティング[HQC]は朝方から売買高が500万株を超える活発な取引だったが、ストップ安。ホアン・アイン・ザライ[HAG]も1万2000VNDで200万株の相対取引が成立したものの、終値は前日から横ばいの1万1900VND(約66円)。現在のHAG株価は上場以来の最低水準で推移している。HAG子会社ホアン・アイン・ザライ国際農業[HNG]も株価2万9000VND(約160円)で100万株の相対取引が成立したが、値を下げて2万8300VND(約156円)で引けた。

ハノイ市場も反発し、+0.42ポイント(+0.53％)高で引け、前日分の下げを取り戻した。特に金融関連が上昇、アジアコマーシャル銀行[ACB]、保険のPVIホールディングス[PVI]のほか、アジア太平洋投資[API]の上昇が目立った。また、鉱産関連では、アークオン鉱産グループ[ACM]がストップ高、ホアビン鉱産[KHB]が大幅上昇する一方、クアンアン鉱質[KSQ]が下落した。