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ベトナム企業、経済ニュースの「ベトナム株・経済情報」

  

  

ホーチミン市場はプラスで寄り付いたものの、前日に不動産向け貸し出し規制強化や中長期貸付に充当できる短期預金の上限比率を定める通達改正が草案よりも緩和されたことが好感されて不動産株・銀行株が上昇したものの、早くも熱が冷め、前日終値を小幅に上回る水準で展開したが、原油価格が上昇基調と見込まれていること、6月に米利上げが実施されても世界経済は楽観的との見方が広がっていることから、ペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]がストップ高まで上昇してインデックスを牽引。インデックスは一時621まで上昇も、終盤でGAS・PVDがストップ高維持ならず、更にVCBが小幅に下落したことで上値は重く、+3.94ポイント(+0.64％)高の618.44で引けた。

銀行株は前日小幅に値を下げていたエクシムバンク[EIB]のほか、ベトナム投資開発銀行[BID]、ヴィエティンバンク[CTG]が小幅上昇。不動産株はビングループ[VIC]が下落するなど全体的に小幅下落したが、技術インフラ開発[IJC]のみストップ高。同社が資本金引き下げに向け自社株を1株1万VND(約50円)で取得するとの情報に市場が反応した。チュオンタイン木材加工[TTF]は経営陣をビングループ[VIC]から迎え入れたことが好感され、5営業日ぶり上昇。カスミナタイヤ[CSM]、ダナンゴムタイヤ[DRC]が揃って上昇。そのほか、ラムソン製糖[LSS]、ミラエ繊維[KMR]の上昇が目立った。

ハノイ市場も+0.39ポイント(+0.48％)高で3営業日続伸。ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ペトロベトナムドリル溶液化学製品[PVC]などペトロベトナム関連が上昇。アジアコマーシャル銀行[ACB]は小幅安。ダイ・チャウ木材[DCS]が前日に続き活発に取引され2日連続ストップ高した。