ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)はこのほど、東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港の第2期プロジェクトと第3滑走路建設の投資主として同社の指名を検討するようファム・ミン・チン首相に提案した。
同空港プロジェクトの投資方針に関する国会決議によると、2030年までの第2期プロジェクトには、第3滑走路と第2旅客ターミナルの建設が含まれる。第3滑走路は全長4000m、幅60mで、エアバスA380型機または同等の航空機に対応できる。
ACVによると、第1滑走路はほぼ完成しており、第2滑走路は12月に完成する予定だ。同社は、両滑走路を建設してきた各請負業者の人員と機械類を活用して、第2滑走路の完成後に引き続き第3滑走路の建設に移行すれば、人員や機械類を改めて動員する時間と費用を節約でき、工期の短縮につながるとの考えを示した。
また、第3滑走路の投資資金約12兆VND(約670億円)は同社の財源を使用し、政府保証は利用しないとしている。着工は2026年1~3月期を予定している。
第2期プロジェクトの完了時には、滑走路3本と旅客ターミナル2棟が整備され、年間旅客処理能力は5000万人に達する予定だ。